STAFF REPORT

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頂が終わり、あっという間に時間は経っていきますね。

今日からちょうど二週間前は頂の余韻にどっぷり浸っていたことでしょう。

そこからそれぞれの日常がはじまっていきました。

流れる日々の中で、記憶が薄れていきそうで、でも薄れさせたくない記憶があって。

そんな”頂”をもう一度深く心に刻むフォトギャラリーが本日公開されました。

「イタダキ!」な瞬間、詰まってますよ。

 

このSTAFF REPORT番外編は、ボランティアスタッフをやってくれたみんなへのお礼のあいさつです。

プレゼントのような言葉を贈れたらいいなと思っています。

まぶしいほどの写真たちと合わせて、頂を思い出すきっかけになってくれれば幸いです。

 

*****

みなさんの力添えのお陰で、今年の頂を無事に終えることができました。

たくさん関われた人もいればタイミングで声を掛け合うくらいしかできなかった人もいます。

それぞれ働く場所はちがったけれど、心の部分でつながってみんなで全体を支えることができました。

事前のボランティアミーティングで出会った時より、ぼくたちをつなぐ糸は太くなったのではないでしょうか。

 

当日までの準備と実際の運営とは、つながっているけどまったく別物です。

「わからない」という不安がいっぱいありました。

でも「わからない」ということ自体をたのしむことができたのは、

ボクがかける言葉をまっすぐに聞いてくれるみんながいたからです。

 

頂の根幹に流れる「最高の音楽を最高のシチュエーションで」というコンセプト。

この想いを実現するためにはものすごくたくさんのひとの協力が必要です。

ボランティアスタッフという選択があって、主体的に関わろうとするみんなが集まっているから、

頂を「人」の存在を感じる、手作りの温かみがあるお祭りにできたんだと思います。

 

あなたの陰の努力と最高の笑顔にありがとう。

あなた自身が「最高のシチュエーション」を構成する一員だった。

 

 

ぼくたちは友達でしょうか、仲間でしょうか。ちがいを辞書で調べてみました。

友達は、一緒に遊んだりしゃべったりする親しい人

仲間は、志を同じくして物事をともに行う人 だそうです。

 

ぼくたちはSTAFFです。頂を支える土台です。

STAFFは責任のある役割です。

言いにくいことを伝えなきゃいけないし、陰の仕事もたくさんやらなきゃいけない。

でもだからこそ、その先に言い表すことのできないほどのたのしさと感動がある。

苦しいことの先にあるたのしさは、苦しんだほどでかいわけです。

 

「いい空間をつくろう」という同じ方向を向き、それぞれが考え行動するぼくたちは、

紛れもなく仲間です。

そしてそのつながりの中で、大きな大きな感動を共有したぼくたちは、

極太の糸でつながった揺るがない仲間になれたはずです。

 

 

ボランティアには4つの定義があるそうです。

自主性、無償性、利他性、そして先駆性。

この先駆性というのがかなりキーポイントで、「既存のシステムに存在しない役割を自由な発想で補完する」ということです。

みなさんは自分で選択してボランティアスタッフとしてやってきた。

そして、自分で考え自分で決定し自分で行動した。

自分の体を社会の中でどう使うのか、自分の内側にあるものをどう外側に発信するのか、

これってこの時代を生きていくときにすごく重要なことだと思うんです。

ある種すごくアタリマエなことが大きな理想を達成するために重要だったりする。

 

「自分のことは自分でやる」「仲間が困ってたら全力で助ける」「そして目一杯たのしむ」

こんなステキなアタリマエをやれているあなたは実はすごい。

複雑で難しそうな問題も、できることをやることでしか解決できないのだから。

シンプルに、わかりやすく、もっとすごくなってほしい。

そして頂をもっと素晴らしいものにする手助けをしてほしい。

 

 

最後にぼくの大好きな宮沢賢治の「注文の多い料理店」という作品から一節を引用して。

 

「どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません」

 

二人の紳士が奥深い山中でお腹を空かせていたら目の前に突然料理店が現れる。

その不思議な建物には、どこか不気味なこの言葉が添えられていて、

吸い込まれるように男たちは中へと足を踏み入れてしまう。

そこから物語ははじまります。

 

あなたと頂が出会った理由はぼくにはわかりません。

不思議な魅力や、縁や、つながりがあったのかもしれません。

でも、共通してあったのは”好奇心”ではないでしょうか。

知らない土地に行きたくなるのも、「ペンキ塗り立て」を触ってしまうのも、怖いながらもホラー映画を見てしまうのも、好奇心。

好奇心に勝るものはないとぼくは信じています。好奇心は経験を勝ち取ります。

一番消してはいけない心の炎は、滾るような好奇心の炎なんだと思います。

 

頂は「注文の多い料理店」のような不思議な引力のあるお店なのかもしれません。

一年に二日間だけ開く特別なお店。

中へ奥へと進むほど、たのしくなかなか抜け出せない。

STAFFとしてたのしむってのもなかなかいいもんでしょ?

 

あなたと頂が出会って、そこから物語ははじまりました。

 

あなたのカラーで、頂をもっとカラフルに。

 

本当にありがとうございました!

また来年、笑顔で会いましょう♪

 

がくより愛を込めて

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2012.06.07|Category: STAFF REPORT by GAKU

そして・・・ 

頂2012は幕を閉じた。

ドッと押し寄せてきた筋肉痛を残して。

 

 

頂が終わり溜まった疲れを一気に癒すように、ぼくは眠り続けた。

目が覚めて水を飲み干す。

ぼんやりとしながら、ふと蘇る濃密濃厚な二日間。

思い出すだけで身震いするほどの体験。

心地よい疲労感を噛み締めながら丁寧に心に刻みたいと思う。

 

 

出会ったたくさんの人の笑顔と、

まだ体に流れ続ける音楽に、

ぼくの心はまた熱くなる。

 

その体験は、共有する人が多いほど感動が増幅されるみたいだ。

 

頂には本当にたくさんの人が訪れてくれた。感謝。

頂に関わったすべての人、

最高の音楽を届けてくれた音楽家たち、

まぶしい緑と雨予報を飛ばしてくれたお天道様、

すべてを調和してくれた音楽に、感謝。

 

圧倒的な引力をもつ”音楽”ってなんなんだろう、と考える。

“風”みたいなものかな。

髪を撫でるようなやさしさ、ふと気づく心地よさ、

時には激しく体を揺らされ、嵐に胸がドキドキする、

そして流れに乗って遠くまで届く。

 

届いたそれは、知らなかった人の心に新しい風を通す。

 

そんな魅力的な風が吹く、二日間に圧縮されたお祭り。

一瞬一秒もムダには出来ず、体験こそすべてと頭と体を動かした。

“今”を薄めたくなんてなかった。濃く太くする手だてばかり考えた。

 

今ぼくが欲しいのはタフさ。タフさがあれば経験量をグッと増やせる。

自分の疑問に自分がすべて答えられるようになるための、

自分を広げ開いていくための、

自分の溢れる好奇心に応えられるための、タフさがほしい。

 

出会いの質は、相手がどういうものかだけではなく、

自分がどういう状態で出会えるかによっても変わるのだと思う。

出会いを経験に、経験を心に。

来年に向けてのチューニングはすでにはじまっていますね。

食べるもの、時間の過ごし方や一日のはじめ方、歩くリズムも呼吸も、

毎日の積み重ねを少しずつ変えていくことが、一番の祭りの準備だと思います。

 

戻ったように思う日常も、心ひとつで見え方が変わる。

消えない熱い経験『頂』を経たのだから。

 

最高を目指して準備するけど、

最高だ!と感じたけれど、

それでも「もっとこうしたら」は見つかるもの。

すでに次のことを考えてしまいます。

 

今あるものを一度崩して、バラバラにして、引いて見て、もう一度組み直す。

そこに設計図はない。

でも、雲の切れ間にちらりと影は見えています。

その先にある”頂の頂”を探す旅です。

 

これからの日々も、

決めすぎずにリンクアップして広げていき、

有頂天の頂点のカタチを探そうと思います。

 

 

頂2012に関わってくれたすべての人に心から感謝です。

そしてこのSTAFF REPORTを最後まで読んでくれたあなたにも。

短い間でしたが、頂の見えないけど見てほしい一面を届けられたなら幸いです。

 

 

それではこれにて完結。

 

写真や事後報告情報などは随時アップ予定です!

 

頂きました!!!

ガク

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今、吉田公園でこのブログを書いています。

広い芝生の公園も、すでに祭りの様相を呈してきました。

ぽつんと置かれた机にパソコンを置き、忙しく過ごした一日を振り返っています。

心は妙に落ち着いていてゾーン突入の予感がします。

 

どうも、ガクです。

今日のSTAFF REPORTは、ぼくなりの”頂を目指すストーリー”を書こうと思います。

 

 

ぼくが「頂」に飛び込んでから、早二ヶ月が経ちました。

めまぐるしく毎日は流れ、気持ちもやることもクレッシェンドで膨らんでいきます。

ひとりのヒトにとって、二ヶ月という時間はどれほどのものでしょうか。

ぼくにとってこの二ヶ月は、1歳の赤ちゃんが過ごす一年ほどに新しく、変化に富んだものでした。

 

数えきれない”出会い”がありました。

ひと、土地、分野、仕事、つながり、音楽。

ひょんな巡り合わせから道ができ、その縁に乗ってみようと流れに身を委ね、流れ流され辿り着いた静岡。

そこにはディープでローカルなグルーヴがあって、そのネットワークが頂を支えているのだと強く感じた。

 

「組織は呼吸して強くなる」

頂はある種の生命体であり共同体だと思う。

頂には不思議な求心力が合って、人が集い巡るから、しなやかなつながりが生まれる。

そのつながりが織りなすハーモニーこそ”頂らしさ”。

頂という重力でぼくたちはまわっていて、集い、調和し、そこにエネルギーが生まれる。

 

喩えをひとつ。

 

今日テーブルを運んでいたときのこと。

長机をひとりでひとつ持つとけっこう重い。

気合い一発持ち上げるが、腕はプルプル、息はゼーゼー。

でも、ふたりでふたつ持つと随分と楽だ。

算数的に考えるとおかしいな。

そうか、

人が集うということは足し算ではなくかけ算なんだ。

 

頂の土台を支えるたくさんの人がいて、

表現する音楽家たちがいて、

集まってくるオーディエンスがいる。

頂の呼吸で、吸い込まれたり吐き出したりしながら、今年だけの頂の奇跡の時間がつくられていく。

 

頂×?

この?にあなたが入れば、そこに奇跡が生まれるんだ。

 

音楽ってすげーんだな、ってつくづく思う。

たくさんの人も、働く車も、テントも、電力も、

その中心にあるのは、音楽だ。

 

頂はひとつの作品だ。

それを構成するのは無数のひとだ。

それを音楽が調和してミックスするから見たことのない色になる。

 

キャンドルステージに灯りが灯りました。

BLUEステージの屋根が誇らしげに鎮座しています。

GREENステージのデコレーションが風にそよいでいます。

頭の上には北斗七星が見えます。

 

 

5月31日23時、吉田公園はいい天気です。

頂開幕まであと2日。

みなさんを迎え入れるまでに、やることはまだまだ山積みです。

でも期待していてください。

頂はあなたの期待を裏切ります。

全員がたのしすぎて笑っちゃうはずです。

 

二ヶ月の旅が終わろうとしている。

それは新たな旅のはじまりだ。

頂2012という奇跡の旅。

予報で出ていた雨雲も飛びつつある。

奇跡のはじまりだ。

 

Yesterday is history.

Tomorrow is mistery.

Today is a Gift.

 

6月2日、頂で会いましょう。

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曇天模様の空の下、

吊られてそびえた高い塔、

芝生の緑に映える白、

初夏の清々しさを感じさせる色、

顔になる部分にはぼくたちの志が刻まれ、

異様な大きさの屋根に胸の高鳴りを感じる、

発信点であり受信点でもあるそれは、

ぼくたちの感性を大きく包み込んでくれるはずだ。

 

 

***

 

 

目下作業中です。

看板の言葉を書くために、ステンシルという”型”をつくっています!

そこにスプレーをしてシャレた看板大量制作作戦実行中です。

 

 

ツイッターもフォローよろしくです。

頂当日、会場情報をツイートします。

ステージ情報からトイレ混雑情報まで!

 

 

頂の歴史上、「前日までは雨模様」「それでも当日快晴に持ち込む」ということだそう。

歴史は繰り返されるようで、例年通りの空模様。

ということは、、、

当日晴れるんじゃないの!?

 

要は大事なのはハートということですね!

みんなの願いで雨雲は晴らせる!!!

 

 

ではまた明日!

いっただきー!

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「本日のGAKU REPORTのススメ」

まずはこのページをチェック。

(1を見ているときに2を別ウィンドウで開いておく。そのくりかえし。)

(エンディングまでアップロード済である。)

(とにかく高画質・高音質である。)

 

 

 

 

次に下の写真をじっくり見る。

(これはもしかして?と想像力の限りを尽くす。)

(自然の色味の奇跡を堪能すべし。)

(察する文化を思い出そう。)

 

こ、これは!!!!!!!!!!!!

あの、例の、アレか!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?

言いたい!でもそれ以上に言いたくない!

 

ふー。

 

さぁ頂く準備が進んでいるゼ。

アガりすぎる気持ちを抑えるのが大変です。

直前まで堪えて一気に爆発させるんだ。

内側にアツいものを溜め込んでいく。

 

 

クールにクールな準備をしますヨ。

思う存分期待に胸ふくらませてくださいヨ。

 

明日も頂の一面を切り取っていきますヨ!!!!!!!!!!!!!!!!

 

ほな!

最後にこれをチェック!

イタダキ

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