ストーリー

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2012.06.07|Category: STAFF REPORT by GAKU

そして・・・ 

頂2012は幕を閉じた。

ドッと押し寄せてきた筋肉痛を残して。

 

 

頂が終わり溜まった疲れを一気に癒すように、ぼくは眠り続けた。

目が覚めて水を飲み干す。

ぼんやりとしながら、ふと蘇る濃密濃厚な二日間。

思い出すだけで身震いするほどの体験。

心地よい疲労感を噛み締めながら丁寧に心に刻みたいと思う。

 

 

出会ったたくさんの人の笑顔と、

まだ体に流れ続ける音楽に、

ぼくの心はまた熱くなる。

 

その体験は、共有する人が多いほど感動が増幅されるみたいだ。

 

頂には本当にたくさんの人が訪れてくれた。感謝。

頂に関わったすべての人、

最高の音楽を届けてくれた音楽家たち、

まぶしい緑と雨予報を飛ばしてくれたお天道様、

すべてを調和してくれた音楽に、感謝。

 

圧倒的な引力をもつ”音楽”ってなんなんだろう、と考える。

“風”みたいなものかな。

髪を撫でるようなやさしさ、ふと気づく心地よさ、

時には激しく体を揺らされ、嵐に胸がドキドキする、

そして流れに乗って遠くまで届く。

 

届いたそれは、知らなかった人の心に新しい風を通す。

 

そんな魅力的な風が吹く、二日間に圧縮されたお祭り。

一瞬一秒もムダには出来ず、体験こそすべてと頭と体を動かした。

“今”を薄めたくなんてなかった。濃く太くする手だてばかり考えた。

 

今ぼくが欲しいのはタフさ。タフさがあれば経験量をグッと増やせる。

自分の疑問に自分がすべて答えられるようになるための、

自分を広げ開いていくための、

自分の溢れる好奇心に応えられるための、タフさがほしい。

 

出会いの質は、相手がどういうものかだけではなく、

自分がどういう状態で出会えるかによっても変わるのだと思う。

出会いを経験に、経験を心に。

来年に向けてのチューニングはすでにはじまっていますね。

食べるもの、時間の過ごし方や一日のはじめ方、歩くリズムも呼吸も、

毎日の積み重ねを少しずつ変えていくことが、一番の祭りの準備だと思います。

 

戻ったように思う日常も、心ひとつで見え方が変わる。

消えない熱い経験『頂』を経たのだから。

 

最高を目指して準備するけど、

最高だ!と感じたけれど、

それでも「もっとこうしたら」は見つかるもの。

すでに次のことを考えてしまいます。

 

今あるものを一度崩して、バラバラにして、引いて見て、もう一度組み直す。

そこに設計図はない。

でも、雲の切れ間にちらりと影は見えています。

その先にある”頂の頂”を探す旅です。

 

これからの日々も、

決めすぎずにリンクアップして広げていき、

有頂天の頂点のカタチを探そうと思います。

 

 

頂2012に関わってくれたすべての人に心から感謝です。

そしてこのSTAFF REPORTを最後まで読んでくれたあなたにも。

短い間でしたが、頂の見えないけど見てほしい一面を届けられたなら幸いです。

 

 

それではこれにて完結。

 

写真や事後報告情報などは随時アップ予定です!

 

頂きました!!!

ガク

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