2005年10月にデビューEPを発売。限定盤が即時完売。そして2006年4月のファーストアルバム「CURLY GIRAFFE」発売以来、コンスタントに素晴らしい作品を発表し続けるカーリージラフ。純粋に音楽だけでカーリージラフを判断してもらいたい、との意図から、当初は、自身のキャリアを伏せ、一切プロモーションをしなかった。店頭での視聴と、クチコミだけから始まった謎の長身シンガーソングライターの話題は、「静かな熱狂」という、店頭のキャッチコピーが示すように、じわじわと広がっていき、ライブの本数が増えるにつれ、この「巻き毛のキリン」の正体も音楽ファンのあいだで自然に受け入れられるところとなる。
限りなく心癒される声で唄われるヴォーカルと、レコーディングからジャケットデザインまで、ほとんどの作業を自身でこなす、ホームグロウンでセルフプロデュースなスタイルが、本来メロディーのしっかりとした良質なポップミュージックである彼の音楽に、奇跡のような、独特のオルタナティブ感と、初期衝動に溢れたガレージ魂を加えている。アルバムはすべてバックオーダーが絶えることの無いロングセラーとなっている。
2008年は、前年からの連続出場となったサマーソニックを始め、グリーンルームフェス、朝霧JAMなどに出演。業界きっての曲者ミュージシャンたちと、各地で、涙ものの、いぶし銀プレイを披露している。