朝崎郁恵

1935年、奄美大島加計呂麻島生まれ。
奄美諸島で古くから唄い継がれてきた奄美シマ唄の唄者(ウタシャ)。

父・辰恕(たつじょ)の影響を受け天性の素質を磨き、10代にし て天才唄者として活躍。1960年に島を離れるも、活動を続け、ニュー ヨーク、ロサンゼルス、キューバなどの海外公演を始め、国内でも国立劇場10年連続公演等、数々の大舞台を踏む。
1997年に発表した、ピアノとのコラボレーションによるミニアルバム「海美(あまみ)」(現在廃盤)で、細野晴臣やUAなど音楽界 に多くの信奉者を作り、注目を浴びる。

その後、「うたばうたゆん」(2002年)、「うたあしぃび」 (03年)、「おぼくり」(05年)、「シマユムタ」(06年)、シター ル奏者ヨシダダイキチとのコラボレートアルバム「はまさき」(07年)などをリ リース。
2008年8月、初のベスト盤をユニバーサルミュージックより発表。本来の奄美島唄の伝統を守りつつ、坂本龍一やUA、ゴンチチ、上 妻宏光、吉俣良など数多くの音楽家と共演しながら、ピアノ、三味線、ギター、シタール、ガムラン他、世界中の様々な楽器で唄い続けている。ライブ活動は年間40本以上。心の奥底に語りかける深い唄声は、世代を 超えて多くの人々に感動を与え、熱い支持を集めている。

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