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2016.05.23

【出演アーティスト紹介♪】 PAPA U-Gee

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「頂-ITADAKI-」が、あまたある野外フェスの中で「特別な存在」である理由はいくつかあります。
ロケーションが最高なことだったり、スタッフの熱意が伝わってくることだったり、お客さんにおしゃれな人が多いことだったり。もちろん、どれも当たってる。
でも、ワタシは声を大にして言いたい。

「 PAPA U-Gee(パパ・ユージ)さんが出続けているフェスだから」

日本人レゲエミュージシャンの草分け的存在。ジャマイカのキングストンのゲットーでMCの技術を磨いた、本物中のホンモノ。一文無しでジャマイカの人々と共同生活したこともあったとか。すべてはレゲエの本質に触れるため。これは敬意を込めた表現ですが、「音楽バカ、極まれり」ですよ、まさに。
焼津で育った、そんなレジェンドが、年に一度、大井川を超えて地元のフェスにやってくる。ステキなことじゃないですか。

ユージさんから直接聞いた、印象に残る発言があります。
「レゲエは方言で歌う、田舎もんの音楽。みんな、田舎もんで良かったよね。自分たちの言葉、文化があるんだから」

ユージさんは実際、この発言どおりのステージをやっていますよね。歌詞の内容がどうこうじゃない。歌い口はまさしく〝方言〟そのもの。不思議なものですね。メロディーがあるのに、「焼津のレゲエ」にしか聞こえない。歌声から土着性がビンビン伝わってくる。

かもめ達が楽しくあそべる港 俺のふるさと
 かもめ達が楽しく歌える港 ここは焼津港

毎年聴いてるけど、いつもグッとくる「焼津港」。ワタシは焼津出身じゃありませんが、静岡県民ですからね。
この曲を耳にすると、「あー、静岡っていいなあ」と素直に思えるんです。

4日土曜日夕刻からの、デニス・ボーヴェルのスペシャルバンドで出演します。
ことしも静岡が生んだグローカル(ローカル+グローバル)ヒーローを見られることに感謝!
    
     
*written by るつみ・めづしは