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「きっかけではあるけど、中心ではない」
小口さんファミリーのITADAKIの楽しみ方

ITADAKIの楽しみ方は色々。一緒に行く人や宿泊方法で参加スタイルも変わってくるのではないでしょうか?そこで、今回はいつもファミリーで参加されているというPRディレクター小口大介さん流のITADAKIの楽しみ方を伺いました。

 


 

小口さんはTHE NORTH FACEで働かれていた経験もあり、かなりアウトドアに精通していらっしゃると思うのですが、やはりITADAKIにはキャンプで参加されるんですか?

いや、いつもホテルに泊まって参加してますよ。子供が小さいということもあるし、個人的にキャンプはすごい好きなんだけど、ぎゅうぎゅうのところでキャンプするのは好きじゃなくて。自分のキャンプスタイルではないからキャンプはしない。だから車で10〜15分くらいの静波にあるホテルをとってます。

会場から離れたホテルは面倒ではないんですか?

静波の辺りは海も近いし、ハンバーグ、うなぎとかうまい飯屋もあるんですよ。だからホテルでゆっくり過ごして、ITADAKIに行く前に静波の海に行って、子供を遊ばせてから会場に行く。俺は“ITADAKIを目的の中心に置きすぎない”というスタンスなんです。

なるほど。ITADAKI以外のことも楽しむ余裕を持って参加されてるんですね。海で遊ぶのはお子さんも喜びそうですね。

そう、100%ITADAKIが目的ではないんです。逆に、ITADAKIはそれができるフェスなんだよね。ゆったりとした規模感で、芝生でゆっくりできるし。俺たちは若くないから「このミュージシャンが絶対聴きたい!」っていうよりも、遠くで「このミュージシャン好きなんだよな〜」って子供と遊びながら聴いてたり、かといえば「ちょっとこいつは観たいぞ」っていう時は「お父さんだけ行ってくる」っていうことも全然できるし。フジロックやライジングサンになると会場は広いわ人は多いわで、のんびりした気分にならないから。

確かに、大型フェスは移動するにも大変ですからね。

ITADAKIっていうフェスは一泊二日をいろんなことで満たしてくれる旅の一つなんだよね。ただ、きっかけはあくまでITADAKIなんですよ。ITADAKIがやってないときに静波に行っても物足りないし。子供が遊べる仕組みもすごい工夫して作ってくれてるから、家族で行くにもみんなで楽しめるから。

 

 

お子さんにとってもITADAKIは楽しみなイベントの一つなんですね。

毎年一緒に行くファミリーがいて、そこの子と会うのがすごく楽しみなんですよ。年に数回しか会えないんだけど、そのうちの一つがITADAKIで。ひとりっ子だから余計にそういう一緒に遊べる子と出かけるのは楽しいんだろうね。

なるほど。ファミリー同士で参加するのも楽しそうですね!では、小口さんが家族でITADAKIに参加する際に気をつけてることってありますか?

あまり「決めない」ってことかな。色々と決めないことが子供も親もストレスがない気がする。結構いろんな家族単位で旅行することがあるんだけど、決めたがり家族っているじゃないですか?「何時にあそこ行って、あれを食べて」とか。でもそれって絶対予定通りいかないから、ストレスしかたまらない旅になっちゃうんですよ。

友達同士でもある話ですよね。

天気だってどうなるかわかんないしね。行きたい飯屋に行って混んでたら「他のところ行けばいいや」とか、それくらいが家族の旅で気持ちよくいれる秘訣なんじゃないかな。

お子さんの体調や安全で気をつけてることはありますか?

ない(笑)。それも同じで、何か起きたらそこに粛々と対応すればいいだけの話だから。何が起こるかなんて分からないもん。普段と同じでいいんだと思う。ただ、寒くなるだろうから上着を持っていくとかはあるけど、それはITADAKIだけじゃなくて普通に旅に出るときの考え方だし、逆に気負わないことが大事だと思いますよ。

今まで何かトラブルってありましたか?

ITADAKIではないかな。安全だし、ストレスは全く感じなかったですよ。それにはお客さんたちの地方都市ならではの余裕があると思う。例えばキッズエリアで遊んでいても、都市の人は他の子供は関係ないって感じがあるけど、ITADAKIに来てるお客さんは、他の子供が危なかったら「あー!危ない危ない!」って声かけたりして、人をいい意味で気にしているような昔ながらの空気はあるよね。殺伐としてない。だからトラブルとかもないんじゃないかな。

 

 

確かにお客さんもスタッフも皆さんすごくあったかいですよね。あとはお子さんに関しての話で、キャンドルタイムのような静かな時間にお子さんはじっとしていてくれるのかなと思って…。

子供ってあれくらいの時間になると寝ちゃうんですよ。だからゆっくり観たければ子供を散々遊ばせて、温かく寝れるようにおくるみとかの装備を用意しておいたらいいんじゃないかな。

他にITADAKIに参加する際に持って行くといい装備ってなんでしょう?

薄めのダウンジャケットは絶対持ってったほうがいい。寒いってことだけはほんとよくなくて、寒いと開放的な気分はほぼ持っていかれちゃう。だから薄手のダウンを着て、自分の体温をキープできていれば寂しい気分には絶対ならないですよ。

色々とアドバイスをいただきありがとうございます。今年もファミリーで参加されるんですよね?

そうですね。やっぱり子供に生の音楽を触れさせてあげる経験てすごく大事だと思うんです。しかも野外で気兼ねなく安全に生の音楽を伝えてあげられる場所ってITADAKIしかないんじゃないかな。音楽を聴いたほうが絶対に発想が豊かになると思うし、感情を醸成するものだから、絶対に子供の頃から触れさせてあげたいんですよね。

 

 


 

“ITADAKIを中心に置かない”という言葉が印象的だった小口さんのお話。ライブのアーティストだけでなく、環境や気候にも恵まれたITADAKIというフェスを満喫しているように感じました。小口さんのように力を抜いて旅を丸ごと楽しむプラン、ぜひみなさんも実践してみてはいかがでしょうか?

Written by

小口大介

小口大介

大手スポーツメーカー勤務後、2016年よりフリーランスで 東京と北海道を拠点にプロデュース業を営む。

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