頂の開催地、静岡県榛原郡吉田町。
かつては静岡市の日本平山頂で開催されていた頂。2011年に会場を今の吉田公園に移し、吉田町での開催は今年で9回目になります。
日本平での開催を断念し、県内各所へ代替地を求めて走り回った2009年。
替わりの場所がなかなか見つからず、一時は開催を諦めようかと頭によぎったことも。
そんな時に、ふと知人に言われて足を運んだのが吉田公園でした。
細かな心配事はいくつかあったものの、なによりあの広大で、フカフカの芝生で覆われた広場を見た時のインパクトは今でも忘れられません。
しかしながら、主催者が「ここでやりたい!」と思っても、会場側が受け入れてくれるかはまた別問題。そこから吉田公園、吉田町などと本格的な交渉・調整に入るわけですが、関わってくださった皆さん、吉田公園の芝生広場以上に大きな愛で頂を受け入れてくれました。
聞いてみると、もともと吉田公園は平成13年に開催された花と緑の博覧会「緑花祭」の会場として作られたものの町外での認知はそれほど高くなく、来場者数を伸ばすために様々な努力を重ねているとのこと。
また吉田町も、このイベントを受け入れることで、多くの若者が吉田町を訪れるきっかけになる、と積極的に受け入れてくれました。
これまで貸切使用を認めたことがなかった吉田公園でしたが、頂のためならと公園史上初めて貸切を認めてくれました。
吉田町も、頂のおかげで県内外から多くの若者が町に来るきっかけとなる、と評価してくれ、吉田カムカム補助金という助成金で運営をサポートしてくれるようになりました。
「町として頂に協力できることはないか」というありがたい申し出もいただき、吉田町役場と吉田公園では、家庭で出た使用済みの油の回収も行ってくれています。
また、1万人を超えるお客さんが吉田公園に集まるということは、当然交通渋滞も少なからず起きますし、大音量でのライブにより、近隣の住民の方々にはご迷惑をおかけしてしまうのも事実です。
地道に近隣のお宅や商店、工場などに説明に行き、今では「今年もそんな時期だね。頑張って!」と言ってくださる方々が多くなりました。
これまで大きな事故もなく続けることができているのは、警察や消防による協力があってのこと。
こうして、吉田町のみなさんに支えられて、頂がやっと開催できています。
主催者だけでなく、地域のみなさまとともに作り上げることで生まれる化学反応を、この9年間で何度も目の当たりにして来ました。
そして今年、吉田町とともに新たな取り組みも始まります。
それは吉田町のふるさと納税の返礼品に、頂の入場券が採用されることが決定しました。
ふるさと納税とは、出身地や応援したい自治体に寄附ができる制度で、寄附の代わりにご当地の返礼品を受け取ることができます。実質2,000円の自己負担で頂の入場券を手に入れることができる、とってもお得な制度です。
詳しくはこちら
http://w.pia.jp/t/itadaki2019/
今年も僕たちは、吉田町でお待ちしています。