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2015.05.29

【出演アーティスト紹介♪】 手嶌葵

第15回目となる今回は、「ゲド戦記」「コクリコ坂から」といったジブリ映画の主題歌を歌ったことでも記憶に新しい、手嶌葵(てしま あおい)!
頂 -ITADAKI- では2013年にCANDLE TIMEに出演して以来、2回目の出演です。

teshima aoi photo 
彼女が『ゲド戦記』の“テルーの唄”で鮮烈なデビューを飾った9年前…
歌声を初めて聴いた時の衝撃は、未だに鮮明に覚えています。

透明感に溢れ、どこか幻想的な日本人女性には少ない低い歌声。
当時まだ19歳ということを知り、更に衝撃を受けました。

映画音楽のイメージが強い方も多いかと思いますが、昨年発表されたアルバム「Ren’dez-vous」では初めて作詞もされ、彼女の等身大が表現されています。

読書家の家庭で育ち、小さいころは家にあった文学集を呼んで過ごし、小学生の時は図書局員を務めていたそうです。また、ご両親が大の洋楽好きで、彼女の趣味は映画鑑賞との事。

映画の歌が自然に耳に入る環境で生活をしているそうで、現代では、それって特殊な環境ではないですが、
彼女にはもっともっと近くにそれを感じる才能があるのでは?と思います。

この物語のような世界観を鮮やかに” 表現 ”するのはとても素敵で難しい事だと思います。
”繊細さ”、”丁寧さ”は歌声からにじみ出ているますよね。

なんというか、よくあるギター、ドラム、ベース、ピアノなど、音数が多いバンドとは違った、シンプルで強い音楽世界。



絵もそうですが、たくさんの線を駆使して、禍々しいグロテスクな絵なんて、描こうと思えば誰でも描けますよね。
彼女の歌声は、一本の線で美しい花や鳥を描く様な音符にジャックされていない強さ、しなやかさ、儚さが同居している感じがします。

頂 -ITADAKI-が、手嶌葵を中心にシネマティックに新しい情景を紡ぎだします。
お楽しみに!


手嶌葵 アーティストページ