ARTIST

加藤登紀子

加藤登紀子

1943年ハルビン生まれ。1965年東京大学在学中、第2回日本アマチュアシャンソンコンクールに優勝し歌手デビュー。1966年「赤い風船」でレコード大賞新人賞、1969年「ひとり寝の子守唄」、1971年「知床旅情」でレコード大賞歌唱賞を受賞。以後、70枚以上のアルバムと多くのヒット曲を世に送り出してきた。 NHK紅白歌合戦に2回出場(71年、89年)。
年間数十回におよぶ国内コンサートのみならず、1988年、1990年のカーネギーホールをはじめ、世界各地でもコンサートを行っている。1992年には、芸術文化活動における功績に対して、フランス政府からシュバリエ勲章を授けられた。 近年は、野外フェスにも意欲的に挑戦し、2006年・2011年、2012年FUJI ROCKFESTIVAL、2007年・2011年にはap bank fesに出演。世代やジャンルを超えた活動で注目を浴びている。 また、国内地域とのつながりを大切にしているため各方面の大使に任命されている。滋賀ふるさと大使、佐渡トキ環境親善大使、島根有機農業大使、能登・七尾市ふるさと大使など。
2011年東日本大震災後、度々被災地を訪れ避難所でもLiveを行っている。9月にアルバム「命結-ぬちゆい」をリリース。このアルバムの印税を基に「ぬちゆい基金」を設立。福島の子供達の健康を守るための活動を支援した。 2012年6月には医師・鎌田實さんとミニチャリティーアルバム「ふくしま・うた語り」(がんばらないレーベル)をリリース。また、10月にコンセプト・アルバム「登紀子 旅情歌 風歌-KAZEUTA」をリリース、テレビ東京新春ワイド時代劇「白虎隊〜敗れざる者たち」の主題歌となった。2013年4月はシングル「過ぎし日のラブレター」をリリース予定、NHKラジオ深夜便のうた(2013年4月〜6月)となる。
歌手としての活動のほか、女優として『居酒屋兆治』(1983年)に出演。宮崎駿監督のアニメ映画『紅の豚』(1992年)では声優としての魅力も発揮した。 また、地球環境問題にも積極的に取り組み、1997年、WWFジャパン(世界自然保護基金ジャパン)評議員(現在、WWFジャパン顧問及びWWFパンダ大使)に就任したのに続き、2000年10月にはUNEP(国連環境計画)親善大使に任命された。アジアやオセアニア各地を精力的に訪れ、自らの目で見た自然環境の現状を広く伝えるほか、音楽を通じた交流を重ねている。(2011年3月にUNEP親善大使を退任)2008年4月、国連総会議場(ニューヨーク)にてUNEP親善大使としての活動報告とLIVEを行う。国内では、千葉県鴨川市の「鴨川自然王国」を拠点として、若い世代とともに循環型社会の実現に向けて活動を続けている。 近著に自叙伝『青い月のバラード』(小学館)、夫、藤本敏夫との獄中往復書簡をまとめた『絆』(藤原書店)、2011年「スマイル・レボリューション(白水社)3.11から持続可能な地域社会へ」、2012年「命を結ぶ」対談集(中央法規出版)、2013年「君が生まれたあの日 未来への手紙〜」(廣済堂出版)がある。全国書店にて発売中。

Website >

関連動画