先日の頂2020の状況報告に対し、皆様からお寄せいただいた質問、コメント、DM、アドバイス、本当にありがとうございました。
ひとつひとつ、何度も読み返しては納得し、大きな愛を受け取り、頂をやってきて良かったと心が救われました。
検討の結果、大変残念ではありますが、頂2020の開催を中止いたします。
正直、1ヶ月前の私は、新型コロナウイルスについて、特効薬がなく高齢者にとっては危険な“タチの悪い流行り風邪”だと考えていましたが甘い考えでした。
あれからというもの日々状況は厳しくなり、経済的にとか、政府の補償がどうだとか、開催するのであればルールをどうこう、という前に、生き方そのものを自らに問う事態になってきたと感じています。
仲間に相談すると、答えは違えど皆、自分事のように頂を心配してくれ、力強く協力すると申し出てくれました。本当にありがたかったです。
しかし同時に、来場するオーディエンス、ミュージシャン、スタッフ、裏方など関係者およびその周りの家族や仲間たちを命の危険に晒すわけにはいかない、と強く感じ、中止を決断しました。
何よりこの状態では、13年前の立ち上げ時から掲げてきた頂のコンセプトである「最高の音楽を、最高のシチュエーションで!」を約束できません。
今では、今年のフルラインナップを発表できなかった事が残念です。
頂に来るために、今から仕事の都合をつけたり、宿泊の手配をしてくれていた方もたくさんいると思います。開催を楽しみにしてくださっていたみなさん、申し訳ありません。
ご理解いただければ幸いです。
今後の展開について、残念ながら現時点でお伝えすることができません。
まずはこの事態が一日でも早く収束に向かうことを願いながら、私たちにこれからできることを考えていきたいと思っています。
今後の動向については、進展があり次第、ウェブサイトおよびSNSで発信していきたいと思いますので、引き続き見守っていただければありがたいです。
今更キレイごとに聞こえるかもしれませんが、最高のスタッフと仲間、オーディエンス、そして大きな勇気と経験こそが我々に残った大きな宝物です。
まずは今できることをひとつひとつ丁寧に行い、家族、仲間の命を守ってください。
力をあわせ、乗り越えましょう!
頂 プロデューサー 小野 晃義