あれは忘れもしない2003年の夏。PAPA U-Gee 初体験は焼津魚市バッシュでのステージだった。当時、海外の音楽にばかり目がいってしまっていた僕は、ZION HIGH PLAYAZ をバックにバリバリのオリジナルなレゲエを奏でるユージさんに完全に打ちのめされた。こんなに凄いアーティストが地元にいるなんて、、、 まさしく目から鱗、日本の音楽に対する意識が変わった瞬間でもあった。
その後、縁あってユージさんの新曲のビデオを作ったり、台湾ツアーに同行してドキュメンタリーを撮ったり、つい先日も自分のお店でアコースティックライブをやってもらったり、一ファンとアーティストという関係性以上のお付き合いをさせてもらうなかで思う事は、彼は本当の意味でのアーティストだということだ。何事にも真剣で、一切妥協はなく、常に完璧を求める。そして全てがオリジナル。アーティストとしては当たり前の事なのかもしれないけれど、高いレベルでこれを続けていく事は並大抵のことではない。まして競争の激しい音楽業界において、何十年と第一線で活躍を続けている姿は本当に尊敬に値する。
また、日本だけでなく海外でも同様に活躍している点もリスペクトを集める要因だ。Think globally, act locally (もしくは Think locally, act globally)
とは近頃よく耳にする言葉だが、ユージさんはまさしくこれを体現しており、現在はフィリピンを拠点に世界中を飛び回り、各地にポジティブバイブスを届けている。ジャマイカ、ニューヨーク、バンコク、香港、、、どこへ行ってもブレる事なく独自のスタイルを貫き、オリジナルなレゲエを地元の衆にぶちかます。その偽りのない素直なメッセージは言葉ではなく、言霊として世界中の人々のハートに響いていることだろう。ユージさんに触れ、ステージを体験して、日本人に対する見方がかわった人も多いと思う。そうして世界を渡り歩くユージさんの姿は本当に頼もしいし、カッコいい。
今回10周年を迎える頂には1回目からすべて出演。毎回違うバンドとのコラボも楽しみなのだが、今回はなんと、Dubsensemania(祝 復活!)との競演という、往年のレゲエファンにはたまらない組み合わせ。どんなセッションになるのか、どんなダブワイズが飛び出すのか、頂でしか見る事が出来ないスペシャルなステージになる事は間違いない。
Check it out , BREADREN & SISTREN, Fah~!
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