ARTIST

EGO-WRAPPIN’

EGO-WRAPPIN’

「楽しかった。音楽はそれでいいんだ!」

昨年のバンド結成20周年メモリアルライブとなる初の日本武道館でよっちゃんが叫んだ。変幻自在に音を奏でる日本屈指のライブバンド、EGO-WRAPPIN’の魅力はその言葉に裏付けされてるんだと、妙に納得をした。

中納良恵(Vo)と森雅樹(G)、この二人から生まれるメロディーとフレーズに紡ぐ言葉とムードが唯一無二のEGO-WRAPPIN’を作り出している。スカ、ロックステディ、カリプソ、ラテン、ブルース、ソウル、スウィング・ジャズ、ニューウェイヴ、ロック等々に日本の名曲達までもを縦横無尽に自分達の色に染め上げるその類いまれなるセンスは21年前の大阪時代からすでに頭角をあらわしていた。
ライブレパートリーにしても初期の作品から最新の曲までが並び、時代ごとに表情は違えど、そこには”エゴらしい”スジが通っている。現に結成当初に制作し現在は廃盤のCalling me (1996)に収録され「ROUTE 20 HIT THE ROAD」(初回盤のみ)に再収録された名曲”That’s What I Need”も最近ではレパートリーに入っている。
しかしその姿勢は一辺倒ではない、常に進化し続けアルバムごとに違ったテイスト、いろいろなエッセンスを引き出しカテゴライズされずに、聴く者に期待と予測不能の変化球で飽きさせないでいるのも確かである。

すでに頂の常連組になり今年も日が暮れてからの登場で、ステージ上には赤いランプが点灯し圧倒的な歌唱力と演奏でその場を一瞬でエゴワールドとすることは間違いない。
さあ、3年ぶりのEGO-WRAPPIN’ AND GOSSIP OF JAXXのショウタイムの始まりだ。


関連動画

EGO-WRAPPIN’『GO ACTION』LIVE

EGO-WRAPPIN’ – Nervous Breakdown @頂2014

Written by

TOP DOCA(こだまレコード)

TOP DOCA(こだまレコード)

50-60年代のジャマイカン・ビンテージ・ミュージック専門家。 ジャマイカンオールディーズを日本語でリメイクし7インチをプロデュース、スカバンドmule train(東京)/THE SIDEBURNS(静岡)のドラム、地元富士にてスカシャッフル with SOUND SYSTEMとして同名イベントを主催し、レコード小脇に抱えて全国津々浦々プレイしているオリジナルスカマン。

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